陸上競技界の新星、久保凛が800メートルで見せた圧巻の走り
陸上競技大会で久保凛が女子800メートルで優勝
29日、新潟県のデンカビッグスワンスタジアムで開催された「ヨギボーアスレチックチャレンジカップ」最終日、女子800メートルで日本記録保持者の久保凛(16歳、東大阪大学敬愛高等学校2年)が2分1秒25で優勝しました。このタイムは、2025年東京世界選手権の参加標準記録(1分59秒00)には届きませんでしたが、彼女のサードベストの好タイムとなりました。
男子800メートルでは、日本記録保持者の落合晃(18歳、滋賀学園高等学校3年)が1分46秒88で優勝。また、男子110メートル障害でパリ五輪5位入賞の村竹ラシッド(22歳、JAL)は100メートルC決勝に参加し、10秒57(向かい風0.2メートル)で6位となりました。
久保凛のレース振り返り
レースのスタート直後から久保は力強くリードを奪い、そのまま先頭で駆け抜けての好タイムを記録しました。「2分1秒台にいけたのは自分を褒めたい」と、自身のパフォーマンスに満足感を示しました。しかし、2025年東京世界選手権の参加標準記録には届かず、「調子も上がっていて足も動いていましたが、そううまくはいかなかった。2周目に落ちてしまう部分があるのでもう少し持久力をつけることが必要」と、反省点も語りました。
今季の目標と展望
今季、久保は自身初の世界舞台となるU20世界選手権(ペルー・リマ)で6位入賞を果たしました。この経験を通じて、普段の練習でも「同じメニューでもギアを上げて走るようにしている」と、向上心が高まったと語ります。800メートルの今シーズンのラストレースは10月の国民スポーツ大会(佐賀)で、「自己新と世界選手権の標準を切って終わりたい」と、最高の締めくくりを目指して万全のコンディションで臨むことを誓いました。
久保凛の背景
久保凛は、サッカー日本代表のMF久保建英のいとことして知られています。彼女の活躍は、陸上競技界だけでなく、スポーツ界全体でも注目を集めています。今後も、彼女の成長と挑戦が期待されています。
男子800メートルの落合晃
男子800メートルで優勝した落合晃は、1分46秒88という好タイムを記録しました。彼は日本記録保持者として、今後も陸上競技界の中心的存在として活躍が期待されています。
男子110メートル障害の村竹ラシッド
パリ五輪5位入賞の村竹ラシッドは、100メートルC決勝で10秒57(向かい風0.2メートル)で6位となりました。彼の多才な能力と、今後の活躍も注目されています。
まとめ
この大会は、若手選手の活躍が目立つ一方で、ベテラン選手の安定したパフォーマンスも見られ、陸上競技界の未来に希望が持てる大会となりました。特に、久保凛の活躍は、若手選手の可能性を示すものであり、今後の成長が楽しみです。