町野修斗の活躍も防衛の壁不足、ホルシュタイン・キールはフランクフルトに敗れる
町野修斗が活躍も、ホルシュタイン・キールはフランクフルトに敗れる
29日、ブンデスリーガ第5節でホルシュタイン・キールはホームでフランクフルトと対戦し、2-4で敗れた。この試合でキールのFW町野修斗は78分までプレーし、活躍を見せた。
前節のボーフム戦では今季初めてベンチスタートとなった町野だったが、終盤の同点弾でキールにクラブ史上初のブンデス1部での勝ち点獲得に貢献した。この試合では[3-4-3]の左ウイングとして先発に戻った。
試合は3勝1敗の好スタートを切ったフランクフルトに対し、キールは守勢の入りとなった。16分にはマーモウシュに決定機を許したが、GKウェイナーが好守で凌いだ。その後、20分には町野がミドルシュート、23分にはピヒラーがヘディングシュートでGKを強襲したが、25分に失点。マーモウシュにドリブルで持ち上がられ、そのままシュートを決められた。
マーモウシュの4試合連続ゴールで追う展開となったキールは、28分にPKを獲得。町野の左クロスに飛び込んだホルトビーがコッホに倒され、町野がこれを決めてすかさず同点に追いついた。36分にはハイプレスをかけてボールを奪った流れから町野がボレーでネットを揺らしたが、その前にファウルが取られてノーゴールに。前半終盤にはマーモウシュに2度決定機を許したが、GKウェイナーが凌ぎ、1-1で前半を終えた。
後半に入り、1分過ぎにマーモウシュにGK強襲のシュートを打たれたキールは、直後のコーナーキックから失点。イゴール・マタノビッチにヘディングシュートを決められた。しかし、3分後には町野が再び同点弾。コーナーキックの流れからボックス右で待ち構えていた町野がルーズボールを左足ボレーで蹴り込み、2-2と追いついた。
追いついたキールだったが、その後は守勢を強いられた。61分には大ピンチを迎えたが、ゴール至近距離からのラーションのシュートをGKウェイナーが好守で凌いだ。しかし、65分には三度勝ち越される。ボックス左でルーズボールを拾われたマーモウシュにシュートを決められた。さらに74分にはコーナーキックの流れからマーモウシュのラストパスを受けたトゥタに決められ、万事休すとなった。
その後、町野を下げたキールは2-4のまま力負け。初勝利はお預けとなった。
試合結果
- ホルシュタイン・キール 2-4 フランクフルト
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得点者
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ホルシュタイン・キール
- 町野修斗 (前30[PK]、後5)
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フランクフルト
- オマル・マーモウシュ (前25、後20)
- イゴール・マタノビッチ (後2)
- トゥタ (後29)
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ホルシュタイン・キール
町野修斗の活躍は目立ったが、チームとしての守備の課題が露呈し、惜敗となった。今後の試合では、町野の攻撃力とチームの守備力を両立させることが重要となる。