巨人のルーキー西舘、3イニング無失点で今季20ホールド到達

巨人のルーキー西舘、3イニング無失点で今季20ホールド到達

巨人のルーキー西舘、3イニング無失点で今季20ホールド到達

29日、神宮球場で行われたヤクルト対巨人の試合で、巨人のルーキー・西舘が6回から登板し、3イニングを無失点で投げ切り、今季20ホールド(H)目をマークした。この成績により、西舘は球団史上、バルドナード(26H)、高梨(24H)、船迫(22H)に次いで、今季4人目の20H到達者となった。

これまで同一シーズンで20H以上を記録した選手は、10年に久保裕也(32)、越智大祐(21)、山口鉄也(20)の3人だけだった。しかし、今季は西舘を含め、巨人で4人が20H以上を達成したのは初めてのことだ。

両リーグでホールドの規定が統一された2005年以降、シーズンで4人以上が20H以上をマークしたチームは、過去に3チームしか存在しない。具体的には、

  • 2011年のヤクルト(押本健彦23、松岡健一23、バーネット22、久古健太郎20)
  • 2019年の楽天(森原康平29、ブセニッツ28、宋家豪24、ハーマン21)
  • 2023年のヤクルト(清水昇38、石山泰稚24、星知弥20、木沢尚文20)

これらに加えて、巨人が4チーム目となる。昨季の巨人のリリーフ陣はリーグワーストの3・81の防御率だったが、今季はリーグトップの2・28と大幅に改善。救援陣の好投がチームの成績向上に大きく貢献している。

西舘の活躍は、巨人の若手投手陣の成長を象徴するものだ。今後も、彼の活躍がチームの強力な武器となることが期待される。