「最悪の121敗」ホワイトソックス、オーナーが謝罪「皆さんの期待に応えられず、申し訳ない」

「最悪の121敗」ホワイトソックス、オーナーが謝罪「皆さんの期待に応えられず、申し訳ない」

ジェリー・ラインズドーフ氏がファンへの声明を発表した。シカゴ・ホワイトソックスは現地9月29日に公式Xを更新し、1901年以降のMLBワースト記録となる121敗を記録したことを受け、ラインズドーフ氏の声明文を発表した。

ホワイトソックスは昨季途中から主力選手の放出を始め、今季開幕前にはエースのディラン・シースをサンディエゴ・パドレスに移籍させた。7月から8月にかけて21連敗を記録し、球団史上初の2年連続100敗を目前に8月途中にはペドロ・グリフォル監督を解雇したが、成績は改善されなかった。今シーズンの41勝121敗は1962年のニューヨーク・メッツが記録した120敗を62年ぶりに下回る記録となった。

ラインズドーフ氏は「今季の我々のパフォーマンスは失敗だった。この組織のリーダーとして最終的な責任がある。言い訳はできない」と自身の非を認め、「恥ずかしいシーズンを支えてくれたファンに感謝したい。皆さんはもっと良い結果を得るに値した。ファンの反応や感情は完全に理解できる」とファンへの感謝の言葉を述べた。

また、来季に向けてGMのクリス・ゲッツ氏を中心に選手育成や球団体制の改善、トレードやFA市場での動きなどを通じて再建に取り組んでいるとし、「今シーズンは全ての負けが痛かった。私たちは全員にとって長く苦しいシーズンだった。このオフシーズン、私たちはより良くなるために日々努力を惜しまず臨むことを誓う。私たちは、皆さん一人ひとりに対してその義務がある」と宣言した。

2021年にはア・リーグ中地区優勝を果たしたホワイトソックスだが、わずか2~3年でリーグ最低まで落ち込んだ。チームの立て直しに向けて、GMとオーナーの手腕が試される。