【ススキノ首切断事件】田村瑠奈被告の父親、修被告が娘の精神状態と事件の詳細を証言
田村修被告(60)と母親の田村浩子被告(61)、そして娘の田村瑠奈被告(30)が、北海道札幌市ススキノのホテルで男性を殺害し、首を切断したとして逮捕された事件について、10月1日午前11時から札幌地方裁判所で母親の田村浩子被告の4回目の公判が開かれました。
この日の公判では、弁護人から提出された田村瑠奈被告の音声データが初めて公開されました。その後、修被告が出廷し、証人尋問が行われました。
修被告はカーキ色のスエット、黒色パンツ、白マスク、黒の柄メガネを着用し、背骨が浮き出るほど痩せた姿で出廷しました。以下は、修被告の証言の主な内容です。
- 田村瑠奈被告から膨らんだ黒いビニール袋を見せられ、2階の浴室に氷を持ってついてくるように言われたが、ビニール袋の中を見ることはなかった。
- 首を持っていると信じていたかどうかについては、事件がずいぶん前のことだったため、覚えていないが、半信半疑だったと述べた。
- 瑠奈被告の音声データで「私の妹」と言及されているが、実際の妹は存在せず、瑠奈被告の魂のことを指していると説明した。
- 「てめえらを殺してやる」という発言は、シンシアという存在が修被告と浩子被告を憎んでいるためであり、実際に刺されそうになったことはないと述べた。
- 動物に対して暴力をふるったことはないと否定した。
- 「I kill you everyone」などの殺害を示唆する発言は、瑠奈被告が取り乱しているときに出ていたが、実際に実行に移すとは思っていなかったと述べた。
- 瑠奈被告が怒っている理由については、生きていくことが辛いと感じているためであり、その裏返しの発言をしていると説明した。
この公判では、田村瑠奈被告の音声データや修被告の証言を通じて、事件の詳細や被告たちの心理状態が明らかになりました。