山田裕貴、『ジョーカー2』の二つの顔:絶賛と酷評、そして彼の解釈

山田裕貴、『ジョーカー2』の二つの顔:絶賛と酷評、そして彼の解釈

山田裕貴が、映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の日本語吹替声優としてハービー検事を演じ、10日に丸の内ピカデリーで行われた公開前夜祭ジャパンプレミアに出席した。同作は、コメディアンを夢見る孤独な男アーサー(ホアキン・フェニックス)が「悪のカリスマ」ジョーカーへと変貌する2019年の『ジョーカー』の続編で、前作から2年後の世界を描いている。アーサー/ジョーカーの裁判が中心となり、世界中で賛否両論を呼んでいる。

山田は、すでに字幕版と吹替版で2回鑑賞し、「普段の生活で、嘘をついたり、愛想笑いしたりすることで、本当の自分がどこにいるのかわからなくなることがある。それが結果、ジョーカーなのかもしれない」と自身の解釈を述べた。また、観客の反応は様々だとし、「賛否が生まれることが、この作品の狙いかもしれない。ジョーカーの話題で盛り上がっている限り、ジョーカーは生き続ける」と語った。

さらに、自身が演じたハービー検事について「冷静すぎてやばい」と紹介。「法廷でジョーカーを見ても、冷静でいられるか」という問いに、若い俳優ハリー・ローティーが演じたハービーの余裕と冷静さを強調した。ロンドンプレミアでのキャストインタビューで、その冷静さに意図があったことを知り、「その冷静さにも意味があることを注目してほしい」とファンに呼びかけた。