申ジエ、JLPGA歴史の女帝へ!不動裕理の記録742万円差、新歴史を刻む日は近い

申ジエ、JLPGA歴史の女帝へ!不動裕理の記録742万円差、新歴史を刻む日は近い

申ジエがJLPGAツアーの生涯獲得賞金1位に迫っている。現在、申ジエの生涯獲得賞金は13億6519万6344円で、1位の不動裕理(13億7029万2382円)との差は約742万4038円となっている。韓国メディアもこの記録に注目しており、「申ジエ、JLPGAツアー通算賞金1位を追撃」や「申ジエ、日本女子オープンで11位タイ…通算賞金1位の不動との差を縮める」などの見出しが出ている。

先週の日本女子オープンでは、申ジエは最終日に2位タイまで順位を上げたが、後半の4ボギーで失速し、記録更新はお預けとなった。しかし、韓国の「イーデイリー」は「生涯獲得賞金の新記録更新は秒読みの段階に入った」と伝えている。記録突破は早ければ10月、遅くても今年中には達成する見込みだ。

JLPGAツアーの生涯獲得賞金10億円以上を達成している選手は、申ジエと不動裕理の他、上田桃子、横峯さくら、韓国の全美貞、李知姫、アン・ソンジュの7人。その中でも不動裕理は通算50勝を誇り、現在も年に10試合ほど出場し、実力のある後輩たちと戦っている。JLPGAツアーの生きる伝説として知られている。申ジエが最多賞金の新記録を樹立すれば、伝説を越え、歴史に残る“女帝”として名を残すことになる。

また、申ジエは永久シード獲得まで残り2勝と迫っており、もう一つの記録達成にも期待が寄せられている。今週開催の「スタンレーレディスホンダ」(10月4~6日)には出場しないが、「富士通レディース」(10月11~13日)にはエントリー。新記録更新に注目が集まっている。

申ジエは1988年4月28日生まれの韓国出身の女子プロゴルファー。11歳からゴルフを始め、2007年に韓国ツアー19戦10勝。2008年には「ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ」で日本ツアー初優勝を飾り、同年の「全英リコー女子」を含む米ツアー4勝。2009年に米ツアーの賞金女王となり、2010年には世界ランキング1位に。2014年から主戦場を日本に移し、2018年にはツアー史上初となる公式戦(メジャー)年間3勝を達成し7年シードを獲得。JLPGAツアー通算28勝。スリーボンド所属。