剛力彩芽、Netflix『極悪女王』でライオネス飛鳥に挑戦!10キロ増量とプロレス技、その真っ直ぐさに迫る

剛力彩芽、Netflix『極悪女王』でライオネス飛鳥に挑戦!10キロ増量とプロレス技、その真っ直ぐさに迫る

剛力彩芽さんがNetflixシリーズ『極悪女王』で熱演を見せています。本作は1980年代の女子プロレスを舞台に、ダンプ松本さんの生き様を描いた話題作です。

剛力さんはオーディションを受けて役を獲得しました。「2021年の秋頃にこの作品の話を聞き、鈴木おさむさんと白石和彌監督という豪華なスタッフ陣に魅力を感じ、挑戦することに決めました。ちょうど独立したタイミングでもあり、20代最後の年ということもあり、自分にとっての締めくくりとして受けてみようと思いました」と語っています。

プロレスと剛力さんのイメージはあまり結びつかないかもしれませんが、「挑戦することで何か変わると思っていた」というのが彼女の思いです。

剛力さんが演じたのは、当時女子プロレスを牽引した一人、ライオネス飛鳥さんです。「ご本人にどう映るか不安で緊張しました。オーディションのときに“今まで出会ったことのない体になりますよ”と言われ、実際に体作りを始めてみると大変でした」と話しています。

具体的には、1日3000キロカロリーの食事と週3回のウェイトトレーニング、週2回のプロレス練習を半年前から始め、10キロ体重を増やしました。「ドロップキックがきれいに決まったときはめちゃめちゃ気持ちいい」と、試合のシーンでの感想を述べています。

飛鳥さんを演じる上で心掛けたことは、「長与千種さんを守る飛鳥さん」というイメージを意識したことです。長与千種さんがスーパーバイザーとして参加しており、当時の本やビデオも参考にしました。

本作の見どころはプロレスシーンで、「プロレスラーの方から技が当たった際に痛そうに見える方法を教わりました。実際にやってみると、やるほうもやられるほうもコツがあると感じました」と語っています。

印象に残っているシーンは、唐田えりかさん(長与千種役)との試合シーンです。「2回戦いますが、特に2回目のシングルマッチでは飛鳥さんの葛藤が描かれており、その対比が好きです」と述べています。

スターになる一方で失うものも描かれており、「スターとして共感してくれるものを掴み取るのはかっこいいですが、孤独や切なさ、悲しさも感じます」と、役柄を通じて感じたことを語っています。

剛力さんのキャリアと飛鳥さんの役柄を重ねてみると、「飛鳥さんは優等生で真面目で一生懸命なタイプで、私も真面目なタイプなので、意外と似ている部分がある」と話しています。

クラッシュ・ギャルズとしてレコードを出す話が持ち上がった際の飛鳥さんのセリフ「うちの仕事はプロレスだよ」に、「その真っ直ぐさが好きです」と語っています。

一方で、全日女子プロレスの社長・松永高司(村上淳)さんが「結局は好きなように生きた奴が勝ちなんだよね」と言った言葉について、「ルールを守ってきた人が損をするのは嫌だ」と複雑な思いを述べています。「最終的に自分に対して“勝った”と思えることが大切で、自分の“好き”には真っ直ぐでいたい」と、自身の姿勢を語っています。