柏原明日架、得意の秋にV争い再燃!ゴルフ談義から学んだ心のバッテリー
柏原明日架が「得意の秋」に久しぶりの勝利を目指している。昨年の大会に続き、優勝争いに加わった柏原は笑顔で語った。「時期がいいのかな。オフにやってきたことが実戦で活かされてきている。プロ10年目だけど、毎年こんな感じです」。これまでの2勝は9月と10月に挙げており、秋が相性の良い季節だ。
3年目となるフェードヒッターとして、2年目は森守洋コーチの指導を受けている。「昨年は練習では良いパフォーマンスが試合では出せなかった。オフに心の部分にも向き合い、自分を分析できるようになってきた」。メルセデス・ランキング46位で、シード復活に向けて順調に進んでいる。
第1ラウンドは6バーディ、1ボギーの67、第2ラウンドは5バーディ、3ボギーの70で、トータル7アンダー、8位につけている。「18番と2番の3パットボギーがもったいなかった。もったいないミスを減らして、最終日は上位に追いつけるようにしたい」と反省を込めて語った。
1番で15メートルのバーディパットを決めたが、2番では同じような距離で失敗した。「99%はパーが取れた状況だった。今までならミスを許せなかったけど、『1打くらいあるわな』と思えた」。これは前日に菊地絵理香、河本結との2時間30分のゴルフ談義から学んだことだ。
「年齢に関係なく、今年成績を出している選手のメンタルを聞いてみた。技術は見てわかるけど、心の内は聞いてみないと分からない。心のバッテリーが持つことが大事ですね」。得意の秋に、心技体が整い始めている。
首位の河本結とは4打差で追いかける。「集中力を上げていくことが重要。あとは手綱を緩める瞬間を作ることですね」。もったいないミスに気をつけつつ、積極的に攻めていきたいと意気込んでいる。