【千賀滉大の電撃復帰】PS初戦で奮闘、自身の成長とチームの勝利に喜び
メッツの千賀滉大投手(31)が5日(日本時間6日)、フィラデルフィアでのナ・リーグ地区シリーズ第1戦でフィリーズ相手に先発した。左ふくらはぎの痛みから電撃復帰し、初回に先頭打者から本塁打を浴びたものの、31球で2回を1安打1失点、8人の打者から3三振(1四球)を奪う内容で、チームは6-2で逆転勝ちを収めた。
試合後、千賀は以下のようにコメントした。
「一員になれて良かったし、負けなくて良かったことが一番強いです。今日の自己評価は、勢いのまま打たれた点が反省点ですが、チームが勝ったことが何より重要です。先頭打者本塁打の後は、頭の中のデータを再確認し、冷静になれたと思います。打たれた瞬間は、『やっちまった』という思いが強かったです。体調は健康で終われたことが何よりです。ケガをしていたら次も登板のチャンスがなかったので、それが一番大事です。2イニングしか投げていないので満足度は言えませんが、チームが勝てたことが一番満足しています。ホームランを打たれた後は、長くマウンドに立っている経験と、ホームランを打たれたことが初めてではないという経験が冷静さにつながりました。久々の試合でしたが、非常に緊張していました。声援も大きくて、整理つかない状態で打たれたので、もったいないと思いました。シリーズ中、また投げられるなら準備します。今年の後半はチームの強さを感じていますし、今日も勝てると思っていたので、ハラハラしながら試合を見守っていました。本塁打を打たれた後は、フォーシームの球速を少し落としました。同点に追いついた時は、チームの流れが良くなかったので、助かったと思います。登板前から大ブーイングを受けましたが、音が聞こえなかったので少し害はありましたが、楽しめました。日本の大舞台と雰囲気の違いは、ピッチコムの問題だけだと思います。交代のタイミングは、監督のプラン通りだったと思います。去年はポストシーズンに行けなかったので、チームのムードが良くて、遅れたくないという気持ちでいました。とにかくホッとしています。」