「中東の戦い方を知る」日本代表DF谷口が語るサウジアラビア攻略の鍵

「中東の戦い方を知る」日本代表DF谷口が語るサウジアラビア攻略の鍵

森保一監督が率いる日本代表は10月8日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)最終予選、アウェーでのサウジアラビア戦(10日)に向け、ジッダで2日目の練習を行った。DF谷口彰悟(シント=トロイデン)は、カタールで1年半のプレー経験を活かし、サウジアラビア戦の攻略法について語った。

谷口は、サウジアラビアの戦術について「時間の使い方や時間稼ぎの仕方で、自分たちの流れに持ってこようとする」と分析。特に、イライラしないことが重要だと強調し、「中東の地で戦うときは、イライラしていると相手の流れに持っていかれてしまう。相手にしないことも大事」と述べた。

また、谷口はコミュニケーションの重要性も指摘した。サウジアラビアのキング・アブドゥッラー・スポーツシティスタジアムでは、観衆6万人超が予想され、声が通りにくくなる可能性がある。「うまく伝えられなかったり、チームがバラバラになると相手の思うツボ」と警戒を強めている。

日本代表はアウェーでのサウジアラビア戦で過去3戦3敗の成績を残しており、40度を超える暑さと高湿度の環境下での試合は厳しいものとなる。しかし、谷口の経験と洞察が、チームの歴史的な初勝利へと導く可能性がある。