名言集その(9):ゴルフのアプローチショットは全ての打撃の核心、練習の極意とは?
私は10年ぶりにゴルフを再開した48歳のサラリーマンだ。坂本コーチから「フルフィニッシュはドライバー限定」というアドバイスを受けた。さらに、練習場での練習が必ずしも上達につながるわけではないと指摘された。下手な打ち方を固定してしまう可能性があるというのだ。
「7番アイアンは当たらなくても、何球も何十球も打てば、そこそこのショットを打てるようになりますよね。でも、それは練習場での7番アイアンショットに過ぎません。コースでは同じクラブで何度も打つことはありません」と、厳しい指摘を受けた。
また、練習場では足場もボールもフラットだが、コースには微妙な傾斜があり、フルスイングしようとするとバランスが乱れやすいという。
「グリーン周りからのアプローチショットはパットの延長であり、ドライバーやアイアンショットもアプローチショットと考えてください。そのためのスイングが7種類あるのです」と、坂本コーチは説明した。
ドライバーもアイアンも、最終的にはカップに近づけるための「アプローチショット」であるという発想は、私にはまったくなかった。どんな状況でもフルスイングしていたことが恥ずかしい。
「同じ番手で練習する場合は、左の看板へ打ったら次は右というように、一球ごとに目標を変えることを心がけてください。ボール後方に回ってからのルーティーンを丁寧に行うことも大切です。ドライバーを打ったら、次に短いクラブに持ち替えて打つのも実戦的な練習になります」
練習打席のための練習は、避けた方が良いそうだ。