「楽観主義の象徴」デーブ・ロバーツ監督とロサンゼルス・ドジャースの常勝への道

「楽観主義の象徴」デーブ・ロバーツ監督とロサンゼルス・ドジャースの常勝への道

ロサンゼルス・ドジャースを率いて今年で9年目となるデーブ・ロバーツ監督。すべてのシーズンでポストシーズン出場を達成するなど、その手腕は際立っている。ロバーツ監督の存在の大きさはチームメイトも強く感じている。

シーズンは長く、当然チームの調子がよくない時期もある。しかしロバーツは常に楽観的だ。『The Athletic』のファビアン・アルダヤ氏によると、ジョン・マーク・カマー氏の著書『Live No Lies』が彼をそうさせているようだ。ロバーツは同書を「私を謙虚にさせてくれる」「私の心と魂を健全に保つためのもの」と説明している。

チームメイトの声も興味深い。フレディ・フリーマン内野手は「毎朝ミーティングを開き、いつも選手を魅了するのはそう簡単なことではない」と監督をリスペクトし、ギャビン・ラックス選手は「彼は毎日同じメンタリティを保っている」と明かしている。クレイトン・マッカロー一塁コーチも「デーブは毎日前向きでエネルギッシュ」と、彼への評価を口にする。

ロバーツは「ロサンゼルス市のためにもう一度優勝したい」と語っており、今一番の焦点はワールドシリーズの制覇であることが分かる。

また、ロバーツ監督はドジャースを5シーズンにわたり100勝を達成させている。この記録を上回ったのは伝説の監督ジョー・マッカーシーとボビー・コックスだけだ。