岩﨑亜久竜と平田憲聖、日本オープンへの意気込みと戦略を語る
明日から開催される日本オープン選手権(7251Y・P70)に向けて、ディフェンディングチャンピオンの岩﨑亜久竜と、メジャー2勝目を目指す平田憲聖が意気込みを語った。
岩﨑亜久竜は昨年の日本オープンでプロ初優勝を果たし、「4日目の8番、9番ホールで連続バーディを獲れたことで流れが良くなった」と振り返る。昨年の優勝の実感は、チャンピオンズディナーに参加した際に深まったという。「乾杯の挨拶をしなければならなかったのに、直前にトイレで『乾杯・挨拶』を検索しました(笑)」と、お茶目な一面も見せた。
今年はANAオープンで優勝し、先週のバンテリン東海クラシックでは5位に入るなど、好調を維持している。「先週は首の違和感があったが、トレーナーのケアと練習で調整し、万全の状態で挑める」と語る。岩﨑は「ラフが長く、グリーンも小さく傾斜も強い。セッティングが難しいが、出るからには優勝を目指して頑張りたい」と意気込んだ。
一方、平田憲聖は今年7月のセガサミーカップから2カ月余りで4勝を挙げている。今大会で勝てば、23歳10カ月17日でツアー通算7勝・年間5勝を達成し、1973年の尾崎将司(26歳9カ月4日)の最年少記録を更新する。「ラフが長く、グリーンも小さく、フェアウェイをキープすることがキー」と練習ラウンドの印象を語った。平田は「日本オープンというタイトルはみんなが欲しがっている。全てにおいて優れていないと優勝できないが、勝ちたい」と優勝への意欲を示した。
平田は「今回のコースは全ホールそれぞれに特徴があり、特にパー5がパー4になっている3番と15番は距離が長く、難しい」と分析。「4日間アンダーで回るのは現実的ではないが、それができれば良い位置に入れると信じている」と、絶好調の状態で臨む。
初日は、岩﨑亜久竜が11時55分に1番ホールからPGA賞金ランキング6位のアダム・スコットと、日本アマを16歳で制した松山茉生とスタートする。平田憲聖は7時45分に10番ホールから賞金ランキング5位の米沢蓮、2位の金谷拓実とスタートする。