岩崎亜久竜、緊張のチャンピオンズディナーと連覇への挑戦:日本オープンゴルフ選手権競技
史上6人目の連覇を狙う岩崎亜久竜が、9日に開幕する日本オープンゴルフ選手権競技に臨む。大会は東京ゴルフ倶楽部(埼玉)で行われ、7251yd(パー70)のコースで争われる。
前日8日のチャンピオンズディナーでは、岩崎が人生初の乾杯のあいさつを担当した。緊張のあまり、当初3分の予定が1分ほどで終わってしまった。「全員のグラスに注ぎ終える前に終わってしまい、司会者から『もう少し話をしてください』と言われました」と苦笑いながら振り返った。
同席した日本ゴルフツアー機構(JGTO)前会長で大会2勝の青木功氏からは、「もう少し頑張れ」と激励を受けた。今季は9月の「ANAオープン」で1勝を挙げているが、国内、海外で18戦に出場し、8回予選落ちという現状に「喝」が入った。
今週終了時の賞金ランキング8位以内に入ると、10月24日開幕の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉・アコーディア・ゴルフ習志野CC)の出場権が与えられる。現在11位の岩崎は8位の幡地隆寛と約1150万円の差があり、今大会で3位以内に入ることが最低条件となる。
練習ラウンドを終えた岩崎は、「グリーンも小さく傾斜が強いので、去年より難しいコースだと思う。ラフにいけば運勝負になるから、ティショットがカギになる」と語った。2000年の尾崎直道以来、史上6人目の連覇に向けて、「出るからには優勝を目指して頑張る」と意気込んでいる。