ロッテ、日本ハム戦の苦戦を乗り越え2024CSファーストステージで挑戦権を狙う
間もなく開幕するクライマックスシリーズのファーストステージ。果たして優勝チームへの挑戦権を獲得するのはどちらのチームだろうか?各チームの今季の対戦成績などをもとに展望する。
千葉ロッテマリーンズは、今季のパ・リーグ3位で、日本ハムとの対戦成績は25試合で6勝18敗1分、勝率.250、得点67、失点107、本塁打13、盗塁12、打率.242、防御率3.93となっている。エスコンフィールドでの対戦成績は12試合で3勝9敗、勝率.250。
先発投手として、佐々木朗希と小島和哉が注目される。佐々木朗希は今季の対日本ハム成績で5試合0勝2敗、32奪三振、防御率3.81。小島和哉は7試合1勝4敗、32奪三振、防御率3.28。第1戦と第2戦の先発がそのままファイナルステージの第5、6戦、日本シリーズの第1、2、6、7戦の中6日で先発できるため、小島和哉と佐々木朗希が投げるのが最も自然な考え方だ。
心配なのはクローザー役の益田直也で、今季チーム最多の25セーブを挙げているが、日本ハム戦の防御率は12.60と極端に相性が悪い。重大な局面での柔軟な投手起用が求められる。
打線はソト、ポランコに頼る形で、荻野貴司、藤岡裕大、藤原恭大の3人が日本ハムと相性が良い。藤原恭大は日本ハム戦に限って出塁率.422でチーム最高、対戦打率.350も荻野貴司に次ぐチーム2位。エスコンフィールドでは打率.409、出塁率.480と相性が良い。打線の上位で出塁しまくり、ソト、ポランコの両大砲につなげる役割を担ってほしい。
今季の日本ハムとの対戦成績は6勝18敗1分けで、勝率.250。得点67に対して失点107と、ファーストステージを敵地で勝ち抜くのは困難だ。しかし、2010年のポストシーズンで「下克上」の日本一を達成した経験がある。今年もその気持ちでぶつかっていけば、突破口は見つかるかもしれない。
第1戦の予想オーダーは以下の通り:
- 荻野貴司(左)/16試合/15安打/0本塁打/6打点/0盗塁/.366打率
- 藤岡裕大(二)/13試合/14安打/0本塁打/3打点/0盗塁/.311打率
- 藤原恭大(中)/13試合/14安打/1本塁打/4打点/2盗塁/.350打率
- ソト(一)/22試合/24安打/3本塁打/15打点/0盗塁/.289打率
- ポランコ(指)/19試合/16安打/2本塁打/6打点/0盗塁/.246打率
- 佐藤都志也(捕)/17試合/16安打/1本塁打/7打点/0盗塁/.267打率
- 岡大海(右)/15試合/17安打/3本塁打/4打点/2盗塁/.266打率
- 中村奨吾(三)/24試合/17安打/0本塁打/1打点/1盗塁/.227打率
- 小川龍成(遊)/18試合/10安打/0本塁打/4打点/3盗塁/.227打率
その他の主な野手:
- 田村龍弘(捕)/12試合/5安打/0本塁打/1打点/0盗塁/.192打率
- 友杉篤輝(内)/21試合/11安打/0本塁打/1打点/0盗塁/.186打率
- 安田尚憲(内)/10試合/7安打/0本塁打/4打点/0盗塁/.219打率
- 角中勝也(外)/14試合/4安打/0本塁打/0打点/0盗塁/.154打率
- 和田康士朗(外)/13試合/1安打/0本塁打/1打点/1盗塁/.100打率
主なリリーフ投手:
- 坂本光士郎(左)/9試合/0勝1敗/0セーブ/2ホールド/7.71防御率
- 泽田圭佑/5試合/0勝0敗/0セーブ/2ホールド/0.00防御率
- 菊地吏玖/6試合/0勝0敗/0セーブ/0ホールド/3.00防御率
- 横山陸人/4試合/0勝1敗/0セーブ/0ホールド/2.70防御率
- 中村稔弥(左)/5試合/0勝0敗/0セーブ/0ホールド/1.54防御率
- 国吉佑樹/8試合/1勝0敗/0セーブ/0ホールド/0.90防御率
- 泽村拓一/12試合/0勝0敗/1セーブ/7ホールド/0.00防御率
- 鈴木昭汰(左)/6試合/0勝0敗/1セーブ/1ホールド/0.00防御率
抑え:
- 益田直也/6試合/1勝2敗/2セーブ/0ホールド/12.60防御率