『虎に翼』の美佐江役、片岡凜のGINZAインタビュー公開。昭和のヒロインへの想いや演技への情熱を語る

『虎に翼』の美佐江役、片岡凜のGINZAインタビュー公開。昭和のヒロインへの想いや演技への情熱を語る

片岡凜さんが、GINZA 11月号(10月11日発売)に登場し、WEB限定インタビューが公開されました。本誌未公開カットとともに、彼女の素顔やファッション、演技への想いをнии教えてくれました。

片岡凜さんは、昭和後期のテレビドラマをオマージュした企画『トレンディなヒロインのように』にモデルとして登場。撮影の感想について、「暑い中で冬服を着て撮影するのがとても新鮮だった。真夏の日差しの中で寒さを表現することは、普段のお仕事では考えられない面白い体験だった」と語りました。

ファッションやトレンドには興味があるという片岡さん。「基本的にはシンプルでベーシックなものが好き。『君の瞳をタイホする!』(1988年/フジテレビ)の浅野ゆう子さんの着こなしが好きだった。今見ても違和感がないところがすごい」とコメントしています。

『虎に翼』の美佐江と美雪の役作りについては、「当時の文献を読んで、時代背景や女性像を調べることから始めました。上品なルックスからは想像もつかないような内面を表現しようと心がけました」と語りました。

平成生まれの片岡さんにとって「昭和」は、父の影響が大きいそうです。「幼い頃から家でトレンディドラマが流れていて、ヒロインのひたむきさや強さに魅力を感じていました。社会全体も活気があり、ポジティブなムードにあふれていた。タイムスリップしてみたい scrimと感じました」と語っています。

片岡さんの父は、TikTokの撮影や編集も手伝ってくれており、「父が可愛くて仕方ない(笑)。スケジュールが空くとすぐに地元の群馬に帰って、父と遊んでいます。小学生の頃から小説を書くのが好きで、父に教えてもらいました。今読んでいるのはドストエフスキーの『罪と罰』です」と、文学への興味や父との関係を明かしています。

演技への興味は、映画やドラマが自然と入ってくる家庭環境が影響しています。「ちょっとした呼吸や目線で、観ている人の心を動かせると思った。そこで、表現者に興味を持ちました」と話しています。

好きな作品や俳優について尋ねられ、「アメリカのTVドラマ『ブレイキング・バッド』の役者さんたちの演技がすごい。最近はNetflixドラマ『地面師たち』や『危険な関係』(1991年/フジテレビ)を見て、豊川悦司さんの演技に感動しました」と語りました。

今月からは、日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(毎週日曜夜9時/TBS)にも出演。監督とプロデューサーはデビュー作品の同じ方々で、「2年ぶりgradationに会って、懐かしくてホッとしました。現代パートで出演するので、安心して観ていただける役だと思います(笑)。憧れの方々と一緒に仕事ができて、一瞬一瞬を大切に頑張りたいと思います」と意気込んでいます。

片岡凜さんは、2003年生まれで、NHK連続テレビ小説『虎に翼』での森口美佐江・並木美雪役での演技力が高く評価されています。今後の活躍にも注目が集まっています。