【注目】札幌南高が11年ぶりの8強進出!斎藤の一打が決勝打に
北海道随一の進学校である札幌南が、函館大柏稜との対戦で逆転勝ちし、2013年以来11年ぶりの8強入りを果たした。試合は延長10回タイブレークの末、札幌南が5-3で勝利を収めた。
試合は札幌南がまず序盤に2点を先取される苦しい展開となった。しかし、3回には8番・宮慶慈(2年)の中堅手が三塁打を放ち、相手投手の暴投で1点を返した。4回には2死満塁から宮が押し出し四球を選び、同点に追い付いた。6回には1点を勝ち越されたが、8回に2死一、三塁から代打の和田温陽(はるひ、1年)が右前適時打を放ち、再び同点に持ち込んだ。試合はタイブレークに突入し、延長10回2死二、三塁から5番・斎藤遼平(2年)の三塁手が打ち上げた打球が捕手の前に落ち、ファールゾーンに転がった。打球はライン付近に置かれていたバットに当たって勢いが止まり、適時内野安打となって決勝点を奪った。
札幌南は昨年度、東大と京大に27人、国公立医大に32人が現役合格するなど、学業面でも優れた実績を誇っている。野球部は1902年に創部され、2000年夏の甲子園に出場した経験を持つ。秋の大会では09年の準優勝が最高成績で、今大会は15年ぶりの4強入りを懸け、駒大苫小牧と旭川志峯の勝者と対戦する。