大学生全裸集団暴行死、逮捕された被害者の恋人と共犯者の性格とは?

大学生全裸集団暴行死、逮捕された被害者の恋人と共犯者の性格とは?

北海道江別市の公園で10月26日早朝、千歳市の大学生・長谷知哉さんが全裸で倒れているのを通行人が発見した。長谷さんは全身アザだらけで近くの病院に運ばれたが間もなく死亡した。

事件の捜査により、道警札幌方面江別署は29日までに知人の大学生の女2人と少年4人を傷害致死容疑で逮捕、送検した。逮捕された女はともに江別市在住の大学生、八木原亜麻(20)と川村葉音(20)の両容疑者。少年は自称アルバイト従業員のA(17)ら16歳から18歳までの4人。

6人は共謀して25日深夜から26日早朝にかけ、江別市文京台南町公園で長谷さんの顔などを繰り返し殴打し、外傷性ショック死させた疑いがある。見つかった長谷さんの周囲には衣服や財布、身分証やスマートフォンなど身元につながるような所持品はなく、容疑者らが証拠隠滅を図った疑いもある。

長谷さんは釧路市内の同じ中学で八木原容疑者の1年先輩にあたり、ともに合唱部に所属していた。卒業後の進路は異なり、長谷さんは釧路市内の高校から公立千歳科学技術大学に進学、八木原容疑者は札幌市内の私立高校を経て江別市内の大学に進み、今年8月ごろから交際関係になった。

川村容疑者も釧路の出身で、八木原容疑者とは中学時代に同じ塾に通って仲良くなった。高校、大学は別だが大学入学後は江別市内の同じコンビニでアルバイトをするなど親友といっていい関係にあった。

事件に関しては八木原容疑者の独特な雰囲気や、川村容疑者の粗暴な性格が浮かび上がっている。八木原容疑者は中学時代にクラスでは浮いた存在で、友達はいなかったという。大学でも独特な雰囲気を周囲から感じられていた。