NHK朝ドラ「おむすび」に批判集中、名作再放送で比較されて苦戦

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NHK連続テレビ小説「おむすび」が放送開始から1カ月で批判にさらされている。ドラマの内容や週刊誌報道への批判が相次ぎ、過去の名作との比較も持ち上がっている。

「おむすび」は、平成元年生まれのヒロイン・米田結(橋本環奈)が栄養士として人の心と未来を結んでいくオリジナル作品。現在は福岡編を放送中だが、話の展開が遅いという視聴者からの不満の声が上がっている。

「朝ドラは誰かひとりでも共感できる登場人物が出てくれば面白さが増すのですが、現時点では誰もいない。ネット上では『ちむどんどん』のように〝反省会〟が立ち上がり、さらに〝おむどんどん〟とまで呼ばれている」と女性誌編集者は話す。

視聴率も初回こそ世帯平均視聴率が16.8%で、前作「虎に翼」の初回16.4%を上回る好スタートを切ったが、回を重ねるごとに下降。現在は12~13%を推移し、前作「虎に翼」よりも3ポイント近く下回っている状況だ。

さらに、ヒロインの橋本環奈にパワハラ発言疑惑の報道も飛び出したが、所属事務所は完全否定している。

朝ドラは、過去の名作と比較されがちだ。現在、NHK・BSでは朝7時15分から「カーネーション」が再放送され、その後7時半から「おむすび」という流れになっている。「カーネーション」は、ストーリー構成やヒロインの尾野真千子らの演技陣も相当なハイレベルで、朝ドラ屈指の名作と呼ばれている。それと比べられてしまうので「おむすび」にとっては厳しい」と女性誌編集者は話す。

NHK総合では現在、「おむすび」の再放送前の昼12時半から、「ちゅらさん」が放送されているが、18日からは「カムカムエブリバディ」の再放送が始まる。「こちらも名作といわれており、今でもファンの多い一作です。朝も昼も名作と比較されては、『おむすび』は立つ瀬がない」と女性誌編集者は話している。