激突!明治大学 vs 慶應義塾大学:関東大学ラグビー対抗戦

激突!明治大学 vs 慶應義塾大学:関東大学ラグビー対抗戦

明治大学 vs. 慶應義塾大学

9月7日に開幕したラグビー関東大学対抗戦。全チームが1試合を終え、9月22日(日)には全8チームが2試合目を迎える。東京・秩父宮ラグビー場では2試合が行われ、昨季2位の明治大学が、5位の慶應義塾大学と対戦する。伝統校両者の対戦は「慶明戦」として知られており、接戦となる試合も多い。過去5年では明治大学が4勝1敗とリードしているが、2020年は慶應義塾大学が13-12と僅差で勝利している。昨季は明治大学が66-40と乱戦を制した。また、6月に山形で行われた春の練習試合も、明治大学が56-45で勝利している。

明治大学の戦力

明治大学は開幕戦を北海道・月寒ラグビー場で迎え、セットプレーで青山学院大学にプレシャーを与えて、11トライを奪い、73-17で快勝して白星スタートを切った。その試合から神鳥裕之監督は、FW(フォワード)2人、BK(バックス)2人のメンバーを交替した。

フォワード(FW)

  • 左PR(プロップ):檜山蒼介(2年)
  • HO(フッカー):西野帆平(3年)
  • 右PR(プロップ):倉島昂大(4年)(前節は山口匠(3年)が先発)
  • LO(ロック):田島貫太郎(4年)(前節はベンチ外)
  • LO(ロック):佐藤大地(4年)(前節は4番、今節は5番)
  • LO(ロック):物部耀大朗(2年)(控え)
  • FL(フランカー):最上太尊(3年)
  • FL(フランカー):福田大晟(4年)(FWリーダー)
  • NO8(ナンバーエイト):木戸大士郎(4年)(キャプテン)

バックス(BK)

  • SH(スクラムハーフ):柴田竜成(3年)
  • SO(スタンドオフ):伊藤龍之介(2年)(前節は控え、U20日本代表)
  • CTB(センター):平翔太(3年)
  • CTB(センター):秋濱悠太(4年)(副キャプテン、ケガから復帰)
  • WTB(ウイング):白井瑛人(1年)(前節ハットトリック)
  • WTB(ウイング):安田昂平(4年)(昨年のトライ王)
  • FB(フルバック):金昂平(4年)

控え

  • HO(フッカー):金勇哲(4年)
  • PR(プロップ):伊藤潤乃助(3年)
  • FL(フランカー):大川虎拓郎(2年)
  • SH(スクラムハーフ):田中景翔(2年)
  • WTB(ウイング):海老澤琥珀(2年)(8月は日本代表活動に参加)

開幕2連勝を狙う明治大学としては、SH柴田、SO伊藤のハーフ団がFWを前に出しつつ、前節同様に今季もチームの武器となっているスクラム、ラインアウトからのモールでプレッシャーをかけて主導権を握りたい。

慶應義塾大学の戦力

一方の慶應義塾大学は茨城・ケーズデンキスタジアム水戸で、昨年4位の筑波大学と開幕戦を行い、12-34と黒星スタートとなってしまった。先週の試合から青貫浩之監督は、BKの1人の交替にとどめた。

フォワード(FW)

  • PR(プロップ):成田薫(4年)
  • PR(プロップ):吉村隆志(4年)
  • HO(フッカー):中山大暉(4年)(キャプテン)
  • LO(ロック):中矢健太(4年)
  • LO(ロック):浅井勇暉(4年)
  • FL(フランカー):中野誠章(1年)(桐蔭学園)
  • FL(フランカー):田沼英哲(4年)
  • NO8(ナンバーエイト):冨永万作(4年)

バックス(BK)

  • SH(スクラムハーフ):橋本弾介(3年)
  • SO(スタンドオフ):大川竜輝(3年)
  • CTB(センター):山本大悟(3年)
  • CTB(センター):田村優太郎(1年)(茗渓学園)
  • WTB(ウイング):廣瀬暸(4年)
  • WTB(ウイング):渡邉匠(4年)(前節は松田怜大(2年)が先発)
  • FB(フルバック):小野澤謙真(1年)(静岡聖光学院)

控え

  • HO(フッカー):山田空太(4年)
  • PR(プロップ):井吹勇吾(1年)(桐蔭学園)
  • PR(プロップ):中谷太星(1年)(東福岡)
  • LO(ロック):矢崎隼太(3年)
  • FL(フランカー):米津幸治(4年)
  • SH(スクラムハーフ):小城大和(4年)
  • CTB(センター):村田紘輔(4年)

前節は後半に得点を挙げられず、失点を重ねてしまったことが響いた慶應義塾大学。開幕2連敗を避けたい明治大学戦は、4年生を中心としたFWのセットプレーと、前に出るディフェンスでロースコアの展開に持っていき、好機でしっかり得点を重ねて勝機を見いだしたい。

対戦の展望

昨年までは11月に行われることが多かった「明慶戦」。今年は9月の2試合目と対抗戦序盤での激突となった。今年もFW戦で優位を見せる明治大学か、4年生を中心にまとまりのある慶應義塾大学か。

「黒黄」vs.「紫紺」、伝統の一戦は9月22日(日)、秩父宮ラグビー場で午後3:00にキックオフされる。両チームの戦いに注目が集まる。