「虎に翼」最終回:伊藤沙莉が寅子との別れを語る

「虎に翼」最終回:伊藤沙莉が寅子との別れを語る

連続テレビ小説『虎に翼』最終回に向け、伊藤沙莉が心境を語る

連続テレビ小説『虎に翼』(月~土 前8:00 NHK総合、※土曜日は1週間の振り返り/月~金 前7:30 NHK BS、BSプレミアム4K)が27日に最終回を迎えます。主演の伊藤沙莉が、演じてきた「寅子」への思いや、最終週に向けたメッセージを語りました。

『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子さんの実話を基にしたリーガルエンターテインメントです。伊藤沙莉が演じる寅子は、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく姿が描かれています。この作品は、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ女性の物語として、多くの視聴者に感動を与え続けてきました。

伊藤沙莉インタビュー全文

――いよいよ最終週を迎えます。これまで、寅子を演じていかがでしたか?

伊藤沙莉:演じるにあたって、セリフに書かれている以外の部分で「この人、本心ではどう思っていたろう?」と考える時間がとても多かったです。そうしてぐるぐると考えを巡らせるところは、私自身と似ている部分でもありました。寅子は少しずつ成長しながら、大きな失敗をたくさんしてきました。私自身もこのドラマを通じて、一人の人間として成長させていただきました。寅子でいられて、本当に幸せでした。

――先日、撮影はクランクアップしました。いまのお気持ちをお聞かせください。

伊藤沙莉:とっても濃い時間でした。このチームで作品を作ることができて、本当に良かったと改めて思います。撮影していた頃に戻りたいです(笑)。昨日もよね(土居志央梨)さんと、そんな話をしていたんですよ!

――最後に、視聴者のみなさまへメッセージをお願いします。

伊藤沙莉:『虎に翼』は、「いろんな人がいていいんだ」という証しになったと思います。そして、放送中にもたびたび感じていましたが、『虎に翼』は視聴者のみなさまとともに歩んできたドラマでした。私自身もそうですが、登場人物を通して様々な考えを見聞きしながら、「この考え方もおもしろい」、「これは初めての感覚だな」と思いながら、見ていただけたのではないでしょうか。この作品がみなさまにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです。

『虎に翼』は、伊藤沙莉をはじめとするキャストとスタッフの熱意と努力によって、視聴者に多くの感動と思考のきっかけを提供してきました。最終回に向けて、寅子の物語がどのように締めくくられるのか、多くの視聴者が期待しています。