慶大・清原正吾、6年ぶりの野球復帰でリーグ戦初本塁打、プロ志望への道を切り開く

慶大・清原正吾、6年ぶりの野球復帰でリーグ戦初本塁打、プロ志望への道を切り開く

慶大・清原正吾、リーグ戦初本塁打で同点に

28日の明大戦9回、慶大の清原正吾内野手(4年)が2死から中越えにリーグ戦初本塁打となる同点ソロを放ち、試合を引き分けに持ち込んだ。この一発は、清原の家族へのプレゼントでもあり、プロ志望届を提出した重圧を跳ね除ける豪快な一振りとなった。

清原正吾は、西武、巨人などで活躍し、歴代5位の通算525本塁打を放った清原和博氏(57)の長男である。慶応中ではバレーボール部、慶応高ではアメリカンフットボール部に所属し、6年ぶりに慶大で野球を再開した。彼は「僕が野球を始めた目標の一つとして、ホームランボールを両親にプレゼントすることを掲げてきた」と語り、家族への感謝の気持ちを込めた一発だった。

秋季リーグ戦前の12日にプロ志望届を提出したことで、清原には重圧もあった。しかし、この豪快な一振りでパワーヒッターとしての可能性を証明し、自身の野球人生に新たな一歩を踏み出した。

この日の明大との2戦目は、今秋ドラフトの目玉と称される明大・宗山塁内野手(4年)が出場することもあり、日本ハム・栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサーが視察に訪れた。栗山氏は、6年のブランクがありながら慶大の4番を担う清原について「それはすごいよね。だからまた違った可能性を彼が野球界に示してくれるのかなと感じる。なかなか簡単なことではないので、それはほんと凄いなと思いました」とコメントした。

清原正吾のプロフィール

清原正吾(きよはら・しょうご)は2002年(平14)8月23日生まれ、東京都出身の22歳。小3から「オール麻布」で野球を始め、中学ではバレーボール部に所属。慶応高ではアメリカンフットボール部でタイトエンドとして活躍した。弟の勝児は慶応(神奈川)で昨夏の日本一に輝くなど2度の甲子園出場を果たしている。身長1メートル86、体重90キロ。右投げ右打ち。

6年ぶりの野球再開

清原正吾が慶大で野球を再開したのは6年ぶりのことだった。高校時代はアメリカンフットボール部で活躍し、タイトエンドとしてチームの中心選手として活躍。しかし、大学進学を機に野球への情熱が再燃し、慶大で野球部に加入した。6年間のブランクがあったにもかかわらず、彼は慶大の4番打者としてチームをけん引し、その実力とポテンシャルを示している。

プロ志望届提出の重圧

秋季リーグ戦前の12日にプロ志望届を提出したことで、清原には大きな重圧がのしかかっていた。プロ野球界からの注目度が高まり、期待も大きかった。しかし、彼はその重圧を跳ね除けるかのような豪快な一振りで、自身の可能性を証明した。この一発は、彼のプロ野球への強い意志と、家族への感謝の気持ちを表現するものでもあった。

今後の展望

清原正吾の活躍は、今秋のドラフトでも大きな注目を集めそうだ。日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサーのコメントにもあるように、6年のブランクを経て慶大の4番を担うことは、簡単なことではない。清原は、その困難を乗り越え、新たな可能性を示している。今後、プロ野球界でどのような活躍を見せるのか、注目が集まっている。

結論

清原正吾のリーグ戦初本塁打は、彼の家族への感謝の気持ちと、プロ野球への強い意志を表現するものだった。6年ぶりの野球再開から、慶大の4番打者としての活躍、そしてプロ志望届の提出。これらの経験は、彼の成長と可能性を示すものであり、今後の活躍に大きな期待が寄せられている。