プレジデンツカップ2023:米国選抜、10連勝達成!松山英樹、世界ランク1位を破る活躍

プレジデンツカップ2023:米国選抜、10連勝達成!松山英樹、世界ランク1位を破る活躍

第15回プレジデンツカップ:米国選抜が18.5対11.5で世界選抜を破り10連勝

第15回プレジデンツカップがカナダのロイヤル・モントリオールGCで開催され、米国選抜が世界選抜を18.5対11.5で破り、大会10連勝を達成しました。この勝利は、米国選抜にとって歴史的なもので、アウェイでの最大差優勝となりました。

表彰式の様子

表彰式は、太陽が西に傾き茜色の光線が差し込む中、主催地カナダのトレドー首相から特大の優勝カップが主将のジム・フューリックに手渡されました。フューリックは、「本当に素晴らしい12人のメンバーでした。勝てたのは選手のおかげです。ベテランがリーダーシップを発揮してくれたおかげで、私の仕事はとても楽でした」と、選手たちの健闘を讃えました。

大会の経緯

大会初日、米国選抜は5連勝でスタートし、優位に立つことができました。しかし、2日目には世界選抜が5連勝を挙げ、試合は振り出しに戻りました。3日目は接戦が続きましたが、米国選抜がことごとく制し、優勝に王手をかけました。最終日のシングルスでは、6試合目に登場したキーガン・ブラッドリーがキム・シウを1アップで破った瞬間、アメリカチームの勝利が決まりました。

ブラッドリーは、「これが人生最後のゴルフでも悔いはない」と大興奮の様子で、貴重な1ポイントを挙げました。最終的には18.5対11.5の大差で、米国選抜が優勝を果たしました。これで通算成績は13勝1敗1分となりました。

松山英樹の活躍

シングルスでは、世界ランク1位のスコッティ・シェフラーと対戦した松山英樹が見事な活躍を披露しました。8バーディを奪う快調なゴルフで1アップの劇的勝利を収め、「本当にうれしい」と喜びを表現しました。

松山は1番でシェフラーにバーディを決められリードを許しましたが、6番から3連続バーディで逆転。終盤では15番パー4で第2打がカップインかと思わせる松山らしいショットが炸裂し、17番でもバーディを決めました。最後はシェフラーがバーディを決めきれず、松山が慎重にパーパットを沈め、勝利が決まりました。

「最後のパットはすごく緊張しました。手が震えていた」と松山は振り返りました。前日のチーム戦ではシェフラー&ラッセル・ヘンリー組に3&2で敗れ、悔しさをあらわにしましたが、シングルスでリベンジを果たし、溜飲を下げた格好です。

世界選抜の主将のコメント

敗れたチームの主将、マイク・ウィアーは、「勝てなかったのは残念ですが、多くのマッチが僅差の接戦でした。スタッフも含めチーム全員が家族的な雰囲気と愛情に溢れ、本当に信じられない体験でした。ギャラリーも素晴らしかった。我々はこの大会で多くのことを学びました」と語っています。

次回大会の展望

次回の2026年大会は、アメリカの名門、シカゴ郊外のメダイナCCで開催される予定です。メダイナCCは、過去にも多くのメジャー大会が開催されており、世界中のゴルフファンが注目する舞台となること間違いなしです。

この大会は、米国選抜と世界選抜の対戦という形式で、ゴルフ界の頂点を争う重要なイベントとなっています。今後も、世界のトッププレイヤーたちが一堂に会し、激しい戦いを繰り広げる姿が期待されます。