規格外の飛ばし屋・幡地隆寛、少数派の「GT4」ドライバーと「プロV1x レフトダッシュ」で開花

幡地隆寛は、プロ入り当初から大器として期待されていました。今季は豪州とアジア共催の「ニュージーランドオープン」で優勝し、国内ツアーでも「関西オープン」と先週開催の「バンテリン東海クラシック」で2勝をマーク。188センチの恵まれた体格で、平均飛距離308ヤードを記録しています。

幡地が使用するドライバーは、タイトリストの「GT4」。このモデルは430ccの小型ヘッドで、PGAツアーでも使用率が高い「GT2」や「GT3」（460cc）とは異なります。幡地は「GT4」について、「フェースにボールが吸いつくような打感があり、初速がアップしたことに驚きました。空力のおかげか振り抜けもよく感じます。自信を持って振れることで飛距離も精度も向上しています」と語っています。

また、幡地はボールも少数派の「プロV1x レフトダッシュ」を使用しています。「初めて打った瞬間から、特にドライバーでの飛距離に魅了されました。これまで『プロV1』を使ってきた理由はバックスピンを抑えられるからでしたが、『レフトダッシュ』は適正スピンのまま、さらに初速が出て距離を稼いでくれます。フィーリングの面でも打ち応えのある打感が自分の感覚とマッチしました。パターのタッチも良くなりました」と述べています。

ユーティリティーはアイアン型の「U・505」、アイアンはマッスルバックの「620MB」を使用。シャフトは超ハードスペックで、ドライバーと3番ウッドは「ベンタス ブラック7X」、アイアンは「ダイナミックゴールド ツアーイシューS400」を採用しています。これらのスペックは、PGAツアーでもトップレベルのものとされています。

今年プロ10年目を迎えた幡地は、使用クラブやスペックからもその高いポテンシャルが伺えます。今後もさらなる飛躍が期待されています。