朝ドラ『おむすび』:規格外の野菜とギャルの見た目が示す社会の偏見と深層心理【ネタバレ注意】
3日、NHK連続テレビ小説「おむすび」の第4話が放送された。この回では、福岡・天神のゲームセンター近くで主人公の結(橋本環奈)がギャルたちに出くわし、しつこく「博多ギャル連合(ハギャレン)」への勧誘を受ける場面が描かれた。そこに警察と会社員風の男性が現れ、男性が「カツアゲしようとやろ!」とギャルたちに詰め寄り、「お前らこのままやったら社会のクズになるぞ!」と叱責する。
一方、農家の米田家では、規格外の野菜の扱いを巡って、結の祖父・永吉(松平健)と父・聖人(北村有起哉)が口論を繰り広げた。永吉は規格外の野菜を商店街に売りに行くと主張するが、聖人は「こげんクズば売っても大した金にならんやろ?」と制止する。
この展開に、ネット上では様々な感想が寄せられた。「人は見た目が9割みたいな、SNS時代の常識とフードロス問題を絡めて来たな」「規格外野菜とギャルをかけて、見た目で判断しちゃいけないよ、かぁ。深い」「ギャルの‘見た目’で警察呼ばれるのと野菜の‘見た目’で廃棄されるのをかぶせてるのか。軽い中にズドンと鋭く入れるね」「見た目だけじゃ分からないって感じの話なんかな」「『見た目は悪くてもクズなんてものはなか』これが作品のテーマかな」といった感想が見られた。
一方で、「人を見た目で判断するなとは言うけどなかなか難しいよな。第一印象だもんな」「野菜もギャルも見た目でファーストインプレッション決まっちゃうもんね」「野菜と人間は違うけど、でも見た目やファッションがそのまま人生として引きずってしまう場合もあるからな……」といったコメントも見られた。