T・ヘルナンデスの活躍と大谷の不運、ドジャースがパドレスに快勝し地区シリーズタイに戻る
ドジャースは9日(日本時間10日)、サンディエゴでのパドレスとの地区シリーズ第4戦に8-0で快勝し、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。この試合で2安打を放ったテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)も勝利を喜び、大谷翔平選手の「不運」についても言及した。
試合後、T・ヘルナンデスは「素晴らしい試合でした。ブルペンがすべての鍵だったと思います。ブルペンがパドレスの得点チャンスを止めてくれたし、私たちの攻撃にもチャンスを与えてくれました。チーム一丸となってプレーすることで、たくさんの試合に勝てる」と、8投手の継投による完封リレーが勝利に大きく貢献したと投手陣に感謝した。
ドジャースの勢いについて問われると、「いや、ただ、自分たちの仕事をこなすだけです。モメンタムを握っているとは言いません」と冷静に語り、「次の試合でもフィールドに出て戦うだけです。金曜日の第5戦に勝つためにベストを尽くします」と決意を新たにした。
この日は右足首を負傷中のフレディ・フリーマンが欠場し、T・ヘルナンデスの打順が3番に繰り上がった。前を打つマookie・ベッツが2戦連続で本塁打を放ったことについて、「ムーキーはこの打線、このチームの大きな部分を占めている選手の一人。彼が好調なら、みんながついていく」と称賛し、「今日も昨日も、彼は実力を発揮しました。強打者が自分の仕事をすると、チームにとって良いことが起きるよ」と笑顔で語った。
また、4回2死二塁から自身が三塁線へ鋭い打球を放つと、二塁走者の大谷が本塁突入。しかし、打球は三塁手のマチャドのグラブに当たった後、三塁塁審の腕にも当たり、外野まで抜けなかった。素早く打球処理したマチャドの返球で大谷は本塁でタッチされ、憤死となった。このプレーについては「不運だったね。仕方がないよ。アンパイアもゲームの一部だし、今日に関してはボールが彼に当たってしまい、不運だった」と切り替えるしかないと語った。