「アジア王者の挑戦」元カタール代表ロドリゴ・タバタが後輩たちにエール、W杯出場へ向けて

「アジア王者の挑戦」元カタール代表ロドリゴ・タバタが後輩たちにエール、W杯出場へ向けて

元カタール代表の日系ブラジル人MFロドリゴ・タバタ(43)が、カタール代表の2連戦に向けてエールを送っている。

カタールは2022年のW杯を自国開催し、アジアカップでも2連覇を達成。アジア王者として2026年北中米W杯アジア最終予選に挑んでいる。しかし、A組でイランやウズベキスタンと同居し、初戦ではUAEに逆転負け、第2節は北朝鮮とドローという結果に終わった。W杯予選突破の経験が少ない選手たちにとって、精神的なショックが少なからずあったことは、2試合を終えた後のコメントからも伺える。

10月の試合スケジュールでは、10日にホームでキルギスと対戦し、15日には中立地(未定)でイランと対戦する。カタールの地元紙『ガルフ・タイムズ』は、「6ポイント(2連勝)が欲しい」と論じ、キルギス戦でも3ポイントがマストと見ている。キルギスは近年著しく台頭し、得点力も高く、粘り強い闘志を持つチームとして評価されている。

ロドリゴ・タバタは、アル・ラーヤンでプレーしながら、後輩たちを鼓舞するメッセージを送っている。

「若い選手たちはカタールのために戦ってくれるはずだ。最終予選で良いスタートを切れなかったことは忘れて、次の試合でベストを尽くし、6ポイントを掴んでくれることを信じている。選手たちのクオリティを疑ってなどいない。全員がチームの勝利に向けて互いを助け合ってほしい」

カタールサッカー協会(QFA)のジャシム・ビン・ラシド・アル・ブエナイン会長も、「今のチームなら巻き返せる」と自信を示し、ファンへの共闘を呼びかけている。

「予選を勝ち抜いて本大会へ出場するには、全員が協力しあう必要がある。サポーターも含めて、我々は皆、W杯出場の同じ目標に向かって努力している。アジア王者として、ホームアドバンテージを最大限に活用し、キルギス戦ではサポーターに選手たちのチカラの源になってほしい」