G1秋華賞、世代最強牝馬チェルヴィニアが優しい瞬間「草を食べながら少女と交流」
競馬のG1秋華賞が13日に京都競馬場で行われ、1番人気のチェルヴィニア(牝3・木村、父ハービンジャー)が直線で差し切り、オークスに続く“牝馬2冠”を達成した。勝ち時計は1分57秒1の高速決着で、世代最強牝馬の実力を再び証明した。
レース後、チェルヴィニアはクリストフ・ルメール騎手や関係者と口取式を行い、その際、首を下げて本馬場の芝をむしゃむしゃと食べ始めた。すると、ルメール騎手と一緒にいた少女が近づき、チェルヴィニアは首を下げたまま少女の前に立ち、静止して鼻面を向けて彼女を受け入れた。少女は優しくチェルヴィニアの顔を撫で、温かい交流の時間が広がった。
この光景を捉えた写真がネット上で広まり、競馬ファンからは「優しい空間」「可愛いすぎます」といった温かい反響があった。「草を食べようとしてるのと同時にチェルヴィニアが娘さんが撫でやすい高さに頭下げたのかな……」「コースの芝を食すチェルヴィニアが可愛い過ぎました」「お子さんに目線の高さを合わせて撫でてもらっているチェルヴィニア」「走ってお腹が空いたんだね」「京都の草は美味しい」「これが勝利の味か」といった声が寄せられた。
レースでは、セキトバイーストがスタートから大逃げし、前半1000メートルが57秒1のハイペースで進んだ。4コーナー手前まで後続とは差があったが、先行馬がバテたところを馬群が一気に追いかけてきた。中団で力をつけたチェルヴィニアは、ルメール騎手のゴーサインに反応し、残り100メートルで先頭に立つと、武豊騎乗のボンドガールや桜花賞馬ステレンボッシュの追撃を振り切り、見事にゴール板を駆け抜けた。