中央大学6位通過、98回目の箱根駅伝出場決定 前回13位からの巻き返し目指す
各大学の選手たちが一斉にスタートした第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会が、東京都立川市陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街地を通り、国営昭和記念公園をゴールとする21.0975kmのコースで19日に開催された。43校が参加し、各校12人以内でハーフマラソンに挑んだ。上位10校の合計タイムを競い、10校が箱根駅伝本戦(来年1月2、3日)への出場権を獲得した。
最多14回の優勝を誇る中央大学は6位で通過し、8年連続98回目の出場を決めた。前回の箱根駅伝で13位に終わった中央大学は、主力選手の欠損にもかかわらず、岡田開成ら実力ある5人のルーキーと上級生の安定した力を発揮し、見事に予選を突破した。
前々回の箱根駅伝では2位に入る好成績を収め、前回は優勝候補の一角として期待されていた中央大学。今年の全日本大学駅伝(11月3日)では主力選手が登録されており、箱根駅伝に向けて万全の態勢を整えている。青学大の原晋監督は、「青学大、国学院大、駒大が3強だが、中央大学も加わり、4強となる可能性がある」と予選会から勝ち上がってきた中央大学への警戒感を示している。
中央大学は、1920年に創部され、箱根駅伝は20年、24年、2017年を除いて毎年出場している。総合優勝14回、6連覇(1959~64年)、出場98回(今回含む)、連続出場87回全て最多記録を持つ。出雲駅伝と全日本大学駅伝での最高成績は2位。練習拠点は東京・八王子市で、タスキの色は赤。主なOBにはシドニーオリンピックマラソン代表の佐藤信之氏(亜大監督)、ロンドンオリンピック同代表の山本亮氏(中央大学コーチ)が挙げられる。